WordPress 最新版導入のため PHP アップデートガイド・QuickStartCentOS デフォルトの PHP (5.4) を消去して、Remi レポジトリの php73 と入れ替えを行ないます 標準的な操作なので手順を間違えなければまず問題はおきないようできてます。おきても戻せます 注意点はレポジトリ・バージョンのコンフリクトと、古いプラグインが PHP 7 に対応しているかどうかです。ふつうにやれば大丈夫です (追伸:転ばぬ先のバックアップ。特に定期的に取得していない方は。多少面倒でもこれをよい機会と思って取得されてはどうでしょうか) 不明点がございましたら下記からお知らせください JACC お問い合わせフォーム | 株式会社ITSC https://www.itsc-ltd.co.jp/jacc/contactform/ ・バックグラウンド従来の WordPress 5.1 系列と異なり、WordPress 5.2 系列を利用するには、PHP 5.6以上もしくは PHP 7以上が必要となりますが、CentOS の PHP は PHP 5.4 です。そのため、外部レポジトリからの導入が必要となります外部レポジトリとは、CentOS 本体(周辺ソフトウェア含む)以外のソフトウェアや、ソフトウェアの新規バージョンをサポートするためのものです EPEL: Red Hat 社が主として Fedora 用に用意しているコミュニティレポジトリです Remi: CentOS チームによって保守されているコミュニティレポジトリです 若干乱暴な比喩ですが、スマートフォンでいう Google Play や、App Store と似たような位置づけと言えます。ただし、審査基準はより厳密で、ほぼスタンダードなものとして受け入れられています 今回はそれらを使って、PHP 7.3 の導入を行います ・手順しつこいよう恐縮ですが、まずバックアップを取得することを強くお勧めしますBackWPup ? WordPress Backup Plugin ? WordPress プラグイン |WordPress.org https://ja.wordpress.org/plugins/backwpup/ WordPressでバックアップを取る4つの方法(初心者向け) https://saruwakakun.com/html-css/wordpress/backup ・手順参考例rpm -qa|grep php# php check # if you have php then yum -y remove php* yum -y install epel-release sed -i "s/enable=1/enable=0/" /etc/yum.repos.d/epel.repo rpm -ivh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm sed -i "s/enable=1/enable=0/" /etc/yum.repos.d/remi-safe.repo yum -y --enablerepo=epel install libargon2-devel yum clean all yum -y install --enablerepo=remi,remi-php73 php php-devel php-intl php-mbstring php-pdo php-gd php-mysqlnd php --version apachectl restart 続けて、WordPress のダッシュボードからアップデートを行ってください ・注意ひとつひとつの手順は、環境によって差異があります 「既にインストールされている」等であれば問題ありませんが、 「~の理由でインストールできない」「~であるが本当に良いか?」などのメッセージがでた場合は、おそらく手順か入力が間違っています。 入力が正しいかどうか、また、下記のFAQや、レポジトリの導入についてご確認ください もしくは、WordPress 以外の難しいなにかをしていて、本質的に解決できない問題が起きているのかもしれません。この場合は、随意に対応ください。もしくは、当社までお知らせください なおここで、2つ注意ください あまり利用者のいないマイナーなプラグインは、PHP 7 に対応していないかもしれません あらかじめ下記参考サイトを参照の上、チェッカをご利用ください。チェッカをすり抜けてなお動作しない場合は、php56 (EPEL)の利用が一時しのぎになるかもしれません また、CentOS 本体とのコンフリクトを避けるため /etc/yum.repos.d/ 以下は適切に enabled=0 ください ・参考サイトUpdate PHP | WordPress.orghttps://ja.wordpress.org/support/update-php/ VagrantのCentOS7にPHP7+WordPressをインストール | Hornet|静岡拠点のWeb、ホームページ制作 https://hombre-nuevo.com/php/php0019/ CentOS7のPHPのバージョンを5.6.x/7.0.x/7.1.x/7.2.x/ 7.3.xにバージョンアップする - Qiita https://qiita.com/heimaru1231/items/84d0beca81ca5fdcffd0 ・FAQなにをどうしたらよいのかまったくわからない / 作業を代行して欲しい 当社にて作業代行を有償で承ります。こちらのフォームからお知らせください JACC お問い合わせフォーム | 株式会社ITSC https://www.itsc-ltd.co.jp/jacc/contactform/ 今後 WordPress 5.1 系列はサポートされないのか? 不明です。WordPress チームのポリシーは「常に最新版を使え」です 過去、致命的なセキュリティホールがあった際には広範にアップデートがなされたことがありましたが、今後の意向は不明です yum で php73 を導入しようとしたらなにかエラーがでた・導入できない たぶんなにかが間違っています。デフォルトの php の消去、レポジトリの導入、選択についてもう一度確認してください なお、--skip-broken などするのは、自分が何をやっているのか完全に理解していない限り強く非推奨です libargon2 がないと言われる libargon2 は Remi でなく EPEL です yum --enablerepo=epel install libargon2-devel php-mysqlnd がないと言われる いくつかの解説サイトでは抜けているようです。ふつうに導入してください yum --enablerepo=remi,remi-php73 install php73-php-mysqlnd 準備ができたのでダッシュボードから WordPress 5.2.1 への更新を行おうとしたら変なエラーがでてアップデートできない エラーの内容を注意深く観察してください たいていは、php-* の何かが足りないといったものです。導入してください プラグインであれば、これはどうしようもないので、代替プラグインの導入を検討するか、php56 の利用を検討してください そのうち CentOS 本体が PHP をアップデートしてくれるのではないか? それを待つのはどうか? おそらく CentOS 7 の PHP は未来永劫 PHP 5.4.x のままです CentOS (Red Hat Enterprise Linux) は、ポリシーとして、強く互換性にこだわります そのため、効率向上・セキュリティパッチ以外の導入がなされることは(ほぼ)ありません 最新版が欲しい方は EPEL を用意しているのでそちらを使ってください、という方針なのだと思います WordPress が白いページのままになってダッシュボードにすらアクセスできなくなった あまりよくない事態です /var/log/httpd/ 以下のログを精査して、ひっかかりになっているページ、呼び出しをコメントアウトするなどしてみてください 最悪の場合は、バックアップからの書き戻しを考慮ください |
よくあるご質問 >